ZPLラベルにロゴや画像を追加する方法(^GF)
ZPLCraft2026年9月30日 更新

サーマルプリンターは黒いドットしか印刷できないため、ロゴや画像はラベルに載せる前に白黒のビットマップにする必要があります。ZPLでは、そのビットマップはグラフィックフィールド、つまり^GFコマンドとそれに続く画像データとして、ラベルの中に含まれます。
このガイドでは、^GFの仕組み、ZPLCraftのデザイナーでロゴを追加する方法、しきい値とディザリングで結果が大きく変わる理由、そしてPDFや画像全体をZPLに変換する方法を解説します。
ZPLが画像を保存する仕組み:^GF
^GFは、データの前に4つのパラメーターを取ります。圧縮タイプ(Aは16進ASCII、Bはバイナリ、Cは圧縮バイナリ)、データのバイト数、グラフィック全体のバイト数、1行あたりのバイト数です。1バイトに8ドットが入るため、幅200ドットのロゴには1行あたり25バイトが必要です。
^GFa,b,c,d,data^XA
^FO40,40^GFA,24,24,3,FFFFFF8000018FFFF18FFFF18FFFF18FFFF1800001FFFFFF^FS
^XZすべてのドットが保存されるため、画像を含むZPLファイルはテキストやバーコードよりずっと大きくなります。一部のシステムが生成するZ64形式を含む圧縮データを使えば、ファイルを小さく保てます。同じロゴを何千回も印刷する場合は、~DGでプリンターのメモリに一度だけ保存し、各ラベルで^XGを使って呼び出せば、ラベルごとに短いコマンドだけを送れば済みます。
~DGR:LOGO.GRF,6000,25,<data>
^XA
^FO40,40^XGR:LOGO.GRF,1,1^FS
^XZデザイナーでロゴを追加する
「要素を追加」パネルで「画像」を選び、PNG、JPEG、またはWebPの画像を選択します。デザイナーがプリンター用のビットマップに変換してキャンバスに配置し、ほかの要素と同じように移動やサイズ変更ができます。書き出し時には、エンコード済みの^GFフィールドになります。

「画像を編集」を開くと、変換設定が表示されます。切り抜き、回転、コントラスト、白黒のしきい値、色の反転、ほぼ白い背景の削除、ピクセル単位の出力サイズ、リサンプリング方法を設定できます。変更は適用したときにだけラベルに反映されるので、自由に試せます。
しきい値かディザリングか
色の濃淡を白黒のドットに変える方法は2つあり、選び方を間違えることが、ロゴがきれいに印刷されない最もよくある原因です。
- しきい値は、基準より暗いピクセルをすべて黒に、それ以外をすべて白にします。フラットなロゴ、テキスト、線画では輪郭がくっきりしますが、下の例の青いグラデーションの円のように、グラデーションや写真はベタ塗りの領域につぶれてしまいます。
- ディザリングは、黒いドットをパターン状に散らすことで、灰色の階調を明るい領域や暗い領域として表現します。写真やグラデーションに向いていますが、輪郭がざらつくため、バーコードや小さな文字には絶対に使わないでください。

最良の結果を得るには、すでに白黒になっているロゴから始めるか、重要な形が残るまでコントラストとしきい値のレベルを調整してください。
正しいサイズにする
画像のピクセルは1対1でプリンターのドットになるため、物理的なサイズはプリンターの解像度によって決まります。幅25 mmのロゴには、203 dpiでは約200ドット、300 dpiでは約300ドットが必要です。少なくともそれ以上の大きさの画像から始めてください。小さな画像を拡大すると輪郭がブロック状になりますが、大きな画像を縮小するのは問題ありません。
PDFや画像全体をZPLに変換する
運送業者のラベルがPDFで届く場合のように、アートワークがラベル全体であることもあります。「PDF・画像からZPLへ」コンバーターは、選択した各ページまたは画像を、ラベルサイズの^GFグラフィックに変換します。ラベルサイズとプリンターの解像度を設定し、「ラベル内に収める」か「実寸で中央に配置」を選び、バーコードやテキストにはしきい値、写真にはディザを選びます。

変換されたラベルは画像なので、テキストやバーコードを編集することはできなくなります。編集可能なフィールドが必要な場合は、デザイナーでラベルを作り直し、ロゴだけを画像として追加してください。
ZPLの画像に関するよくある質問
ロゴが黒いかたまりになって印刷されるのはなぜですか?
しきい値によって中間色やグラデーションがベタ黒になっています。しきい値を上げる、コントラストを上げる、ディザリングに切り替える、または白黒版のロゴから始めてください。
Zebraプリンターでカラーやグレースケールの画像を印刷できますか?
いいえ。感熱プリンターと熱転写プリンターは1色のドットしか印刷できないため、灰色はディザリングのパターンで疑似的に表現する必要があります。
画像を追加したらZPLファイルがこんなに大きくなったのはなぜですか?
画像のすべてのドットが^GFデータに保存されるためです。使っていない余白を切り抜く、印刷するサイズまで画像を縮小する、またはすべてのラベルで繰り返されるロゴを~DGでプリンターのメモリに保存してください。
どの画像形式を使えますか?
デザイナーとコンバーターはPNG、JPEG、WebPの画像を受け付け、コンバーターはPDFのページにも対応しています。すべてブラウザー内で白黒のZPLビットマップに変換されます。